新型コロナウイルスの流行をきっかけにして、急速に普及したフードデリバリー文化ですが、皆さんは実際にフードデリバリーサービスを利用されたことはありますか?

料理を注文すると、指定した場所へ配達員の方が料理を運んできてくれるため便利なことはもちろん、さまざまな料理を一度に味わうこともできたりと魅力の多いフードデリバリー。文化の普及に伴って、料理を配達する配達員の需要も増すこととなるため、多くの人が副業として、ときには本業として配達員をこなしている方もいらっしゃいます。

では、日本のフードデリバリー業界の中でも一躍シェアを獲得している、UberEats(ウーバーイーツ)の配達員の方は普段どれくらいの収益を出しているのでしょうか?時給単価に換算するとどれくらいの金額で配達員業務をこなしているのでしょうか?

この記事では、UberEats(ウーバーイーツ)の配達員がどれくらいの収益を出しているのかを、報酬システム、配達員の具体例より説明していきます。加えて、時給単価を上げるためのコツに関しても触れていくので、ぜひ最後までご覧ください。

UberEats(ウーバーイーツ)配達員さんの報酬の特徴ってどこにあるんですか?

フードデリバリーサービスでは広く一般的なものでもあるのですが、配達員の方とは直接、雇用関係を結ばない業務委託という関係のもと、配達をこなせばこなすだけ報酬が発生する歩合制である点です。

今までアルバイトをしたことはあるんですけど、すべて時給制だったので十分に働いて稼げるかどうか不安です・・・

確かに働けば働くだけ稼げるとはいっても初めてだと不安ですよね。でも安心してください。時給単価を上げるためのコツも紹介していますし、それらはUberEats(ウーバーイーツ)の配達員が初めてという人も実践しやすいものになっているので、すぐに活かしていくことができますよ!

給料の仕組み

ウーバーイーツの給料システムは、時給に則った給料性ではなく、働いた分だけ報酬が発生する報酬制となっています。そして、この報酬は1度の配達を完了するたびに発生していくようになっており、各配達に対する報酬額は以下の計算式によって算出されています。

[配達報酬=配達料金(基本料金+配達調整金額)+インセンティブ-手数料+チップ]

それぞれの計算項目について詳しく見ていきましょう。

基本料金

基本料金は1度の配達を完了することによって必ず発生する報酬のことであり、以下の報酬が合算されたものが基本料金として算出されています。

  • 受け取り料金:ウーバーイーツユーザーが注文した料理を受け取る際の料金
  • 受け渡し料金:受け取った料理を注文者へと受け渡す際の料金
  • 距離料金:受け取りから受け渡しまでの配達距離に応じた料金

配達調整金額

この報酬は2021年の5月の報酬制度の改訂によって新たに取り入れられた計算項目であり、以下のような状況にあった場合に基本料金(配達料金)の額を調整するために算出されるものです。

  • ウーバーイーツが設定する基準よりも交通状況が混雑していた場合
  • ウーバーイーツが設定する基準よりも注文先で料理を受け取るまでの待ち時間が長かった場合
  • 配達パートナーが少なく通常時よりも配達の需要が大きかった場合

インセンティブ

インセンティブとは配達を行う際のさまざまな条件に応じて、報酬が増額する仕組みのことであり、ウーバーイーツでは以下4つのインセンティブが設けられています。

  • ブースト:注文の多い時間帯・エリアで配達料の基本料金が一定の倍率で増額する
  • クエスト:一定期間の配達回数に応じて報酬額を増額する
  • オンライン時間インセンティブ:配達するために待機した時間(オンラインの状態であるものの配達注文を受けていない時間)に対して報酬が発生する
  • ピーク料金:注文の増加が予想される際に追加報酬を発生する

手数料

手数料は配達報酬の中でもマイナスの計算項目となっていますが、基本料金の10%がサービス手数料として差し引かれることになります。なお、インセンティブ料金に対しては手数料が掛かることはありません。

チップ

注文者は配達員に対して直接報酬を与える仕組みがチップ制度です。注文者がチップを支払いたいと思えるほどのサービス(配達)を行うことが重要であり、配達員のモチベーション増加にもつながっています。

最低報酬

計算項目に含まれるものではありませんが、1度の配達による報酬額が300円に満たなかった場合には、報酬額の調整が行われます。そして、最低でも300円の報酬が得られるように調整する保証システムとなっています。

報酬額はこんな形で計算されていたんですね!

そうなんです。特に、後述する時給単価を上げるためのコツにはインセンティブの計算項目が重要にもなってきます。

確かに、配達をする際の配達エリアの状況を見極めることってすごく重要そうですね!

配達員を副業としてするにしても、本業にするにしても報酬システムを熟知しておくことが時給単価のアップには欠かせないといえますね!

UberEats(ウーバーイーツ)配達員の時給の目安

ウーバーイーツ配達員の報酬額を時給換算すると目安としてはおおよそ1,500円くらいに推移するかと思います。しかしながら、配達員初心者の方がいきなり1,500円の時給単価を実現できるということは少なく、徐々に経験を積みながら実現していっているという印象です。また、これは配達の熟練者にもいえることであり、時給単価1,500円以上を実現している配達員の方もいます。

基本的には配達員としての経験と時給単価は以下のように推移するかと思います。

  • 配達員初心者:時給500円~1,000円くらい
  • 配達員中級者:時給1,000円~1,500円くらい
  • 配達員熟練者:時給1,500円以上

やっぱり、配達員デビューをしてすぐの状態から時給2,000円とかは難しいんですね。

配達員業務は決して難しい業務ではない分、副業としても取り組みやすいものとなっていますが、やはり時給を上げるためのコツをデビューからすぐに身につけるのは難しいかも知れません。

時給単価アップを狙うには配達員としての経験も重要だということが実感できます。どれくらいの期間があれば配達員業務になれるものなんでしょうか?

仕事との相性は人によってそれぞれですので、確実なものではありませんが、ご自身の配達エリアの配達需要に関する理解などが時給アップには重要であり、業務への慣れなども考えると、初心者を抜け出すためには3ヵ月くらいは必要かなと思います。

働き方と月給の目安

ウーバーイーツは成果報酬型の給料制度となっているため、働き方によって報酬額は大きく変動することになります。先に見たように、ウーバーイーツの時給単価は1,500円ほどを推移するわけですが、実際にその時給単価で働き方によって月給はどれくらい変化するのでしょうか?以下から確認していきましょう。

例1:平日週5日、スキマ時間を活用して2~3時間働く

大学生などは授業の空きコマを利用して配達員を行っているという方も多く、このような働き方のスタイルになるかと思います。そして、このようなスタイルで働いた場合の月給は約

8万円(=1,500円/時×2.5時間×5日×4週)ほどになるかと思います。

例2:平日週5日、フルタイムでガッツリと働く

主にウーバーイーツの配達員を本業としている方の働き方だといえますが、このようなスタイルで働いた場合の月給は約20万円(=1,500円/時×7時間×5日×4週)ほどになりそうです。

配達員を本業としている方の中には20万円以上の収益を出している人もおり、そのような方はインセンティブなどが発生しやすい土日祝日なども稼働している可能性が高いといえます。

例3:土日の2日、本業がオフの日に5~6時間働く

平日の学業が忙しい学生さんや、平日には本業を、休日には副業をするという働き方を行っている人がこのようなスタイルになるかと思います。そして、このようなスタイルで働いた場合の月給は約7万円(=1,500円/時×6時間×2日×4週)になるかと思います。

時給単価をアップさせるためのコツ3選!

最後に時給単価をアップさせるためのコツを3選に絞ってご紹介しようと思います。どれも配達員デビューしたばかりの方でも試しやすいものとなっていますので、ぜひ実践なさってみてもらえればと思います。ではさっそく以下から確認していきましょう。

積極的なインセンティブ報酬の獲得

報酬額の計算項目の説明時にインセンティブ報酬の重要性をお伝えしましたが、やはり時給単価のアップを狙うためにはインセンティブ報酬の獲得は欠かせません。

インセンティブ報酬にはさまざまありますが、初心者の方でもトライしやすいのはクエスト報酬です。クエスト報酬は配達を完了させた件数に応じて追加報酬が発生するものであるため、頑張りが報酬として現れやすいという意味でも初心者の方にぜひ積極的に獲得を目指してもらいたいと思います。

また、クエスト報酬獲得に向けた頑張りが結果的に配達業務全般におけるノウハウの習得にもつながっていくため、インセンティブ、特にクエスト報酬の獲得は見逃せないといえます。

現金支払いの注文にも対応する

配達員の立場としては料理の受け渡しの際に、料理の受け渡しだけでなく料金の精算も行わないとなると少し手間にも感じてしまいますが、現金支払いの注文にも対応できるように設定を変更しておくと、現金支払いをしようとしている注文者からの配達注文も受けられるようになり、配達機会(報酬発生機会)を増やせるようになります。

一方で、料金支払いの注文を受けないようにしておくと、配達先での会計時間の削減、受け渡しの円滑化、金銭のトラブルが発生しないといったメリットがあるのも事実です。

そのため、ご自身の配達エリアにおいてどれくらいの現金支払いを行う人がいるのかを、設定変更を行って一時的に体感してみて、現金支払いの注文も受けるようにするか否かを判断してもらえればと思います。

丁寧なサービス提供(配達)はチップにもつながる

外国にはチップ文化があるため、比較的チップを得るためのサービスの向上に努めるとともに、それに応じたチップの支払いが普及していますが、日本では十分に浸透しているとはいえません。

チップに頼りきるというわけにはいきませんが、1度の配達によって100円のチップを貰えるとなっただけでも、平均時給は飛躍的にアップします。

チップを払いたいと少しでも注文者の方に思ってもらうためにも、以下の項目を意識して配達サービスを行ってみられてはいかがでしょうか?

  • 服装や身だしなみなど清潔感を意識する
  • 料理の受け渡し時など適切な応対を心掛ける(コミュニケーション)
  • 料理を迅速に丁寧に注文者のもとへ届ける
  • 天候の悪い日であっても配達注文を受ける

これから配達員を始めてみようと思っている人であっても取り組みやすいものばかりですね!

現金支払いの注文への対応は配達エリアの状態を知る必要が大きいといえますが、残りの2つはサービス提供者として励むこと、注文者が喜ぶ当たり前のサービス提供を行うことで実現できるものだといえます。

他のアルバイトの経験がありますが、それと何一つ変わりませんね!

配達員としての頑張りがきちんと評価される仕組みがあるからこそ、時給単価のアップが狙えるようにもなっているのだと思います。これから配達員デビューをしようという方にはぜひこの心構えを大事にしてもらいたいですね!

まとめ

UberEats(ウーバーイーツ)配達員の時給はどれくらいであるのかというテーマのもと、報酬システムや具体的な事例、時給単価を上げるためのコツに関してご説明してきましたがいかがだったでしょうか?

配達員としての頑張りが評価される制度がウーバーイーツには確立されていますので、配達員デビューをしようとお考えの際にはおすすめのフードデリバリーサービスであるといえます。配達員が気になったという方は、ぜひ以下の記事もご覧になってみてください!

『UberEats配達員になるための登録手順は?サービス詳細も解説』