2020から新型コロナウイルスが猛威を振るい、皆さんの生活スタイルは自宅にいることが主軸になる形に代わっていったのではないかと思います。そんなライフスタイルの変化によって急速な拡がりをみせたのが、フードデリバリー業界です。
そんなフードデリバリー業界において日本の業界トップを走っているのが”出前館(でまえかん)”です。皆さんも普段テレビで、お笑いコンビのダウンタウン、浜田さんが「でっでっでぇまえかぁん、でまえがスイスイスイ~」と歌っているCMをご覧になったことがあるかと思います。浜田さんの他にも、お笑いコンビEXITのりんたろー。さん、兼近さんもCMに起用されていますよね。
今回の記事では、フードデリバリー業界を牽引する出前館がどのようなサービスを展開しているのか、配達員となった際にはどのようなスタイルで働けるのか、報酬はどのように発生しているのかなど配達員のシステムに関してご説明していこうと思います。ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
出前館はどんなデリバリーサービスを行っているの?

出前館(でまえかん)は、日本の東京に本社を置く株式会社出前館が運営している、料理宅配サービスのひとつです。
出前館と同じくらい日本のフードデリバリー業界を占めているサービスとしてUberEatsがありますが、サービスとしての歴史はUberEatsの2015年開始より更に古く、サービスの形式は現在までに変化をしてきてはいても、出前館として原型となるサービスの本格的な開始は2000年の10月にまで遡ります。
サービスのユーザーは、アクティブユーザー数は392万人にまで上り、年間3,700万件以上の出前が行われるほどであり、これらユーザーの料理の宅配注文によって料理を準備する加盟店舗も60,000店舗にまで上っています。
出前館の特徴
フードデリバリー業界のパイオニア的存在である出前館にはどのような特徴があるのでしょうか?ここでは、同じく日本のフードデリバリー業界のトップを走っているUberEatsとサービスの内容を比較して見ていこうと思います。
UberEatsとのサービスの比較は以下の表のようにまとめることができます。
| 比較のポイント | 出前館 | UberEats |
|---|---|---|
| 配送料 | 変動制 | 固定制(無料の場合あり) |
| 手数料 | 発生 | なし |
| 予約サービス | なし | あり |
| 配達エリア | 広め(10km圏内) | ピンポイント(3km圏内) |
| 注文可能店舗数 | 7万店超 | 6万店超 |
| ポイント制度 | なし | あり(LINEポイント) |
上記のようにまとめてみると、同じように見受けられていたフードデリバリーサービスの違いがよく分かるかと思います。料理を注文するユーザーの視点に立ってみると、配送料や手数料など費用の面で計算を行いやすいのが出前館ならではの特徴であるといえそうです。また、注文に対してポイント(LINEポイント)を獲得できるのも嬉しいポイントですね。
以下では出前館のサービスの特徴・メリットに関して触れていこうと思います。
受付時間外でも予約可能
フードデリバリーサービスの多くは、加盟している店舗の営業時間に左右される側面が強いため、注文するタイミングによっては加盟店舗が稼働時間ではないという理由から料理の注文を行うことができないということがありました。
しかしながら、出前館であれば受付時間外であっても「〇日の△時に配達」という形で、加盟店舗の稼働時間以外にも予め予約を入れておくことが可能となっています。
このようなサービスがあれば、「忙しくて注文する時間さえ用意できないかも」というような際や、「かなりのオーダー数で事前に予約しておかないと配達時間が伸びてしまいそう」というような際にも事前予約を行いスムーズ・スピーディーな料理のオーダーを行うことができるといえます。
LINEとの連携機能
出前館は2020年よりLINE株式会社と資本提携を行い、サービス体制の更なる拡充を行っています。資本提携に伴う大きな変化が”LINEアカウントとの連携”・”LINEデリマと出前館の統合”の試みであり、この仕組みが築かれたことによって、これまで出前館アカウントを持っていなかった方もLINEからのアプリの連携を行うだけで利用できるようになり、気軽に手続きが行えるようになりました。
LINEポイントが貯まる
LINEとのサービスの連携を行うようになったことで、”出前館でのオーダーによってLINEポイントが貯められる”ようになったのも大きな特徴だといえます。出前館のオーダーで貯まったポイントはLINEで提供されている各サービスに利用したり、各種のギフト券に交換したりすることができます。LINEPay(ラインペイ)の決済にも適用可能となっています。
理解しやすい料金システム
UberEatsとの比較表からも読み取れることですが、出前館の料金システムは非常にシンプルなものとなっているため、デリバリーサービスの利用初心者の方に非常におすすめだといえます。具体的には、1件の注文に対して”商品の代金と送料”が支払う額となる(価格の変動もない)ようなシンプルな料金体系となっています。
UberEatsが採用している変動制ならではの利点ももちろんあるかと思いますが、シンプルな料金体系だからこそユーザー側の負担が小さいというのもメリットのひとつだといえます。
出前館の配達員として稼ぐことはできる?

現在こそ業務委託という形での配達員スタッフも一般的なものとなりましたが、出前館は一昔前まではデリバリーサービスを自社で導入し、自前の配達員を活用して配達サービスを展開していました。
UberEatsの日本上陸が業務委託による配達員スタッフの拡充のひとつの影響要因になったことは間違いないかと思いますが、出前館の配達員スタッフとなった場合にはどのように報酬が発生するのでしょうか?
出前館の配達員(業務委託)の給料は以下の計算要素から算出されています。
[報酬額=配達報酬+インセンティブ]
それぞれの項目に関して確認していきましょう。
配達報酬
配達報酬とは、1度の配達が完了することで配達員に発生する報酬のことです。
出前館の配達員の給料の仕組みは、UberEatsのような配達の距離に応じて配達報酬が変動するようなものとはなっておらず、「1件あたり〇〇円」という形式の固定報酬制となっています。
この配達報酬額は配達するエリアごとに設定されており、固定報酬の額は配達を行う場所に左右されることとなりますが、1件あたりの配達報酬額は以下の表のようになっており、この額はフードデリバリー業界でもトップクラスの報酬の高さとなっています。
| 配達エリア | 1件あたりの配達報酬額 |
|---|---|
| 東京都など首都圏 | 715円(税込) |
| 愛知県/大阪府/兵庫県/福岡県/広島県など | 660円(税込) |
| 沖縄県 | 550円(税込) |
インセンティブ
出前館で用意されているインセンティブにはブーストがあり、配達員への需要がアップする(オーダー数の増加などによって)際に配達報酬にプラスアルファで報酬が発生するようになっています。
出前館でのブーストは配達報酬に対して最大2倍の追加報酬を発生するものとなっているため、1件の配達が1,430円(715円の2倍)まで報酬がアップする可能性があります。
地域別の配達報酬では最も単価が小さくなっている沖縄県ですが、ブーストを活用すれば十分に収益を獲得するチャンスがあります。
出前館の配達員になるための方法

最後に、出前館の配達員になる方法に関してご説明していこうと思います。配達員として実際に働くまでには以下のステップを踏んでいく必要があります。
- 出前館の配達員(業務委託)登録フォームから面談の希望日時を選択する
- 必要情報の入力を行う
- 応募完了メールを受信する
- 配達員向けの研修動画を視聴する
- 理解度を確認するためのチェックテストを受ける
- 業務委託配達員となるための必要書類のアップロードを行う
- 本登録の完了
- 配達員(業務委託)用のWeb説明会に参加する
- 配達員キャップの郵送
- 出前館配達員アカウントのアクティベート
それぞれに関して確認していきましょう。
出前館の配達員(業務委託)登録フォームから面談の希望日時を選択する
出前館の配達員用の応募ページから『配達員に応募する』というタブをクリックしてもらい、後の工程にある面談の希望日時を選択しましょう。
必要情報の入力を行う
面談の希望日時の選択が完了すると、必要情報の入力フォームへと進みます。入力内容としては以下の通りとなっています。
- 氏名(漢字・カタカナ)
- 電話番号、メールアドレス
- 配達希望エリア
- 配達の際の移動手段
- ドライバー規約(同意のみ)
- プライバシーポリシー(同意のみ)
ここまでで、ひとまず応募のための手続きは終了となります。
応募完了メールを受信する
応募手続きが完了すると、登録したメールアドレス宛に『応募完了のご案内』という件名のメールが届きます。そして、このメールを受信した翌日には、『研修動画と本登録へのご案内』というメールが届きます。
配達員向けの研修動画を視聴する
研修動画を視聴するためのメールを受け取ったら、メール内に記載されているURLにアクセスして、研修動画の視聴を行いましょう。
視聴できる研修動画の内容は配達の際の移動手段に応じたものが用意されており、ご自身が応募時点で選択した研修動画をまずは始めに視聴なさってみればいいかと思います。
理解度を確認するためのチェックテストを受ける
研修動画の視聴が済んだら理解度を確認するためのチェックテストを受けましょう。チェックテストも研修動画と同様に配達時の移動手段に応じたものが用意されていますので、ご自身に適したテストを受けましょう。
問題は全部で32問用意されており、その内29問を正解することで合格となります。制限時間等は設けられていないため、落ち着いて正確に正答を増やしていきましょう。
業務委託配達員となるための必要書類のアップロードを行う
理解度チェックテストが完了したら登録書類のアップロードを行いましょう。登録書類は以下の通りです。
- 免許証(バイク/車で配送を行う場合)
- 身分証明書
- 有償運送許可証または事業用登録が分かる書面(125cc以上のバイクを利用する方)
- 自賠責及び任意保険証書(自転車/バイク/車すべての手段が対象)
- 振込口座情報
本登録の完了
登録書類の提出後には本登録が完了した旨のメールが届きます。これに続く形で登録書類に関しての審査が完了した旨の連絡も届きます。
後者のメールには後の工程であるオンライン面談の日時に関するURLも記載されていますので、場合によっては日時の変更も行いましょう。このメールにはオンライン面談の詳細が記されていますが、Zoomを用いてとなりますので、インストールされてない方は予めインストールされておくことをおすすめします。
配達員(業務委託)用のWeb説明会に参加する
Web説明会では配達員の業務や規定に関する説明と、登録内容の確認、質疑応答などが行われ、トータルで30分ほどの時間を要します。
このオンライン説明会が終了した後には、自身が配達するエリア拠点のLINEグループと電話番号に関する案内のメールが届きます。LINEグループへの参加は任意となっていますが、配達ルールの変更など重要な事項に関してもこれを通じて通知されますので、登録しておいた方が無難であるといえます。
配達員キャップの郵送
Web説明会・オンライン面談が終了したら、2、3日後に出前館配達員専用の帽子が登録住所に送付されます。服飾規定として帽子の着用が必須事項となっているため、受け取ってからはきちんと保管するようにしましょう。
出前館配達員アカウントのアクティベート
オンライン面談の際に初日の稼働日を伝えることになりますが、配達員アカウントのアクティベートはこの日の前日に行われます。
ここまで完了すれば、晴れて配達員として働くことができるようになります。目標とする収益の獲得を目指して励まれてください。
まとめ

出前館のサービスの特徴、配達員として働く際の報酬システム、登録のための手続きの詳細に関してご説明してきましたがいかがだったでしょうか?
出前館は日本でサービスを展開しているフードデリバリーサービスの中でもトップの報酬獲得が望めるシステムが築かれているとともに、業界トップの水準を維持するための企業努力も欠かさず行っています。
料理を注文するユーザー側だけでなく、配達員にとっても働きやすい環境を築く努力を続けている出前館は、配達員のタマゴとして働こうとしている方にもぜひおすすめした1社です。この記事が、読者の皆さまの配達員として働こうと考えるきっかけになれば幸いです。









