コロナウイルスの流行によって、多くの飲食店が時間制限を設定しなければならなくなる一方で、新たな食文化として広く知られるようになったのがフードデリバリーです。
フードデリバリーの大手としてはUberEats(ウーバーイーツ)などの海外事業者が名を連ねますが、フードデリバリーサービスを展開している事業者は何も海外事業者だけではなく、日本も負けていません。
そんな日本発のフードデリバリー事業者として、近頃、注目を集めているのが”menu(メニュー)”です。
この記事では、そんなmenuがどのようなフードデリバリーサービスを展開しているのか、デリバリーの仕組みやメリット、配達エリアや配達員登録の手順に関してご説明していこうと思います。ぜひ最後までご覧ください。
INDEX
menuってどんなサービス?

menu(メニュー)とはスマホアプリを通じて、飲食店の料理のデリバリー(出前)とテイクアウト(持ち帰り)を行えるフードデリバリーサービスのことです。元々テイクアウト専用アプリであったものの、2020年の4月から東京23区内でデリバリー事業にも参入するようになりました。
アプリの中でメニューを選び、事前に決済を済ませることで、地元の飲食店や大手チェーン店、普段は簡単に予約の取れないレストランなどの料理を手軽に味わうことができます。
冒頭にて触れましたが、このようなフードデリバリーサービスの代表格といえば、UberEatsのような海外初のものが目立ちますが、menuは日本発のフードデリバリーサービスです。日本版のUberEatsと思って頂ければサービスイメージも掴みやすいかと思います。
そして、このようなmenuの運営元はmenu株式会社が就いており、その親会社として株式会社レアゾン・ホールディングスがいます。更に、グループ会社にはスマホゲームのドラゴンエッグやドラゴンスマッシュで有名な株式会社ルーデルがいます。
menuの仕組み
menuの仕組みは簡潔にいうと、UberEatsと同じものとなっています。
menuに加盟している飲食店の料理を注文者(ユーザー)がアプリから注文し、その料理をmenuの配達員として登録した一般の方が配達を行います。
各飲食店がデリバリーサービスを独自で行っていた従来のデリバリーサービスでは、配達のためのスタッフを各社がアルバイトなどで雇う必要があり、その分の人件費も発生していました。そして、このような形式では、個人で経営している飲食店や中小規模の飲食店ではデリバリー事業のためのハードルが非常に高かったといえます。
しかしながら、menuでは飲食店の従業員ではなく、menuに配達員として登録している一般の人が配達を行うため、デリバリーサービスに対する障壁を高く感じていた飲食店でもより気軽にデリバリー事業を行えるようになります。
menu配達員の報酬システム

次に、menuの配達員になった場合の報酬システムに関して確認していきたいと思います。
menuの配達報酬は以下の計算式で計算されています。
[配達報酬=基本報酬-サービス手数料+インセンティブ報酬]
それぞれの計算項目に関して詳しく見ていきましょう。
基本報酬
基本報酬とは1回の配達に対して発生する報酬のことですが、menuの基本報酬の額は回数報酬と走行報酬から決定されています。また、2020年の10月に報酬額の改定が行われており、配達先までの距離が遠いほど報酬がアップする仕組みとなっています。
回数報酬
回数報酬は1度の配達を終えるごとに発生する報酬のことです。この金額は商品の受け取りから配達までを完了することでもらえる固定額として設定されており、現在は1度の配達に対して260円が設定されています。
走行距離報酬
走行距離報酬は、[合計移動距離(㎞)×合計移動距離(㎞)×20円]と設定されており、多くのフードデリバリー業者が設定している[走行距離(㎞)×距離単価額]とはやや異なる計算式が導入されています。
デリバリーを受け付けた場所から飲食店までの距離、飲食店から料理を届ける場所までの距離の合計での計算となっているため、近場の配達よりも比較的距離のある配達を行った方が収益は増えやすくなるといえます。なお、走行距離を用いた計算式では、料理を受け取った飲食店から届け先までの直線距離で計算が行われていることが多いです。
サービス手数料
menuも他のフードデリバリーサービスと同様にサービス手数料の差し引きが行われます。このサービス手数料は基本料金の10%が差し引かれるものとなっており、以下に説明するインセンティブ報酬には発生しません。
また、現在(2021年11月時点)ではキャンペーンの一環としてサービス手数料が無料となっているため、これを機にフードデリバリーの配達員が気になった方はぜひ配達員登録を行ってみてもらえればと思います。登録方法に関しても、後に説明していきます。
インセンティブ報酬
フードデリバリーサービスの大手であるUberEatsではインセンティブ報酬として”クエスト”なるものが設定されていますが、menuの場合には特徴的なものとして”ランクボーナス”と”レベルアップボーナス”が用意されています。その他にも各種のインセンティブ報酬があるため、それぞれを以下から確認していきましょう。
ランクボーナス
ランクボーナスとは、一定の期間でいくつの配達を実行できたかにゲーム要素を加えた追加報酬システムとなっており、直近8週間での獲得経験値によってランクが決まり、そのランクに応じて基本報酬がアップするものとなっています。
経験値は10~50ポイントで設定されており、単なる配達の回数ではなく、配達を行った際の配達状況等に応じて変動するようになっています(ピーク時や悪天候の際には高くなる)。
このインセンティブは基本報酬を倍掛けするものとなっており、経験値と倍率の関係は以下のようになっています。
| ランク | 経験値 | 倍率 |
|---|---|---|
| C1 | ~9 | ×1.00 |
| C2 | ~29 | ×1.02 |
| C3 | ~69 | ×1.04 |
| C4 | ~129 | ×1.06 |
| C5 | ~199 | ×1.08 |
| B1 | ~299 | ×1.10 |
| B2 | ~439 | ×1.12 |
| B3 | ~599 | ×1.14 |
| B4 | ~799 | ×1.16 |
| B5 | ~999 | ×1.18 |
| A1 | ~1799 | ×1.20 |
| A2 | ~3399 | ×1.24 |
| A3 | ~5799 | ×1.28 |
| A4 | ~8999 | ×1.32 |
| A5 | ~13999 | ×1.36 |
| S1 | ~19999 | ×1.40 |
| S2 | ~26999 | ×1.50 |
| S3 | ~34999 | ×1.60 |
| S4 | ~44999 | ×1.70 |
| S5 | 45000~ | ×2.00 |
この配達ランクシステムは、直近8週間での経験値合計が現在のランクに必要な合計値を超えていなかった場合、1ランク下がるようになっているため注意しましょう。一方で、まったく配達をすることがなかったとしてもランクの低下は1ランクずつであるため、大幅なランクダウンが発生しないのは良い点であるともいえます。
レベルアップボーナス
menuではランクの他にも獲得した配達経験値に応じた配達レベルも設定されています。配達レベルはレベル50まで設定されており、経験値の合計が一定値に達すると基本報酬に加算する形で特別報酬を受け取ることができます。
レベルと経験値、追加報酬額の関係は以下の表の通りです。
| レベル | 経験値 | 報酬額 | レベル | 経験値 | 報酬額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | – | – | 26 | 9250 | +12300 |
| 2 | 10 | +100 | 27 | 10200 | +12400 |
| 3 | 30 | +200 | 28 | 11200 | +12500 |
| 4 | 70 | +300 | 29 | 12250 | +12600 |
| 5 | 130 | +400 | 30 | 13350 | +12700 |
| 6 | 200 | +500 | 31 | 14500 | +22700 |
| 7 | 300 | +600 | 32 | 15700 | +22800 |
| 8 | 440 | +700 | 33 | 16950 | +22900 |
| 9 | 600 | +800 | 34 | 18250 | +23000 |
| 10 | 800 | +900 | 35 | 19600 | +23100 |
| 11 | 1000 | +1000 | 36 | 21000 | +33100 |
| 12 | 1200 | +1100 | 37 | 22450 | +33200 |
| 13 | 1450 | +1200 | 38 | 23950 | +33300 |
| 14 | 1750 | +1300 | 39 | 25500 | +33400 |
| 15 | 2100 | +1400 | 40 | 27100 | +33500 |
| 16 | 2500 | +1500 | 41 | 28750 | +43500 |
| 17 | 2950 | +6500 | 42 | 30450 | +43600 |
| 18 | 3450 | +6600 | 43 | 32200 | +43700 |
| 19 | 4000 | +6700 | 44 | 34000 | +43800 |
| 20 | 4600 | +6800 | 45 | 35850 | +43900 |
| 21 | 5250 | +6900 | 46 | 37750 | +44000 |
| 22 | 5950 | +7000 | 47 | 39700 | +54000 |
| 23 | 6700 | +7100 | 48 | 41700 | +54100 |
| 24 | 7500 | +12100 | 49 | 43750 | +54200 |
| 25 | 8350 | +12200 | 50 | 45850 | +64200 |
ブースト
悪天候の際や配達員が不足している日に不定期で基本報酬に200円~400円の加算を行うのが、ブーストシステムです。
コンボ注文
注文者が1度の注文で2店舗同時に注文を行い、その2店舗の距離が200m以内である場合には、注文が”コンボ注文”という扱いになります。
注文者は配送料が安くなるというメリットがあり、配達員にとっても1人で2店舗の料理を配達することができるため、通常報酬にプラスして150円の特別報酬を受け取ることができるようになっています。移動距離としての負担も大きくならないため、効率的に稼ぐという意味では非常におすすめな報酬システムとなっています。
menu配達員への登録方法

最後にmenuの配達員になるための登録方法を確認していこうと思います。手順としては以下のように進んでいきます。
- 配達員応募フォームから基本情報を登録
- menuのサポートスタッフから本人確認電話を受ける
- 配達員登録完了のメールを受け取る
- 配達員専用のアプリをインストールしログインする
それぞれの工程に関して確認していきましょう。
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配達員応募フォームから基本情報を登録
menuの配達クルー事前受付ページからメールアドレスを入力し「配達員登録する」というタブをクリックすると、登録したメールアドレスの方に本登録フォームへの案内URLが届きます。
本登録フォームでは以下の項目に関して入力を行います。
- 応募番号(必須)
- 氏名(必須)
- 電話番号(必須)
- 招待コード
- 備考
- 銀行コード(必須)
- 支店コード(必須)
- 口座種別(必須)
- 口座名義(必須)
- プロフィール写真(必須)
- 証明書画像(必須)
- 口座情報画像(必須)
上記に加えて、配達の際にバイク等の車両を使う場合には、追加書類の提出が必要となるため、運転免許証・ナンバープレートの写真・自賠責保険証も用意しておきましょう。
menuのサポートスタッフから本人確認電話を受ける
登録フォームにて基本情報の入力が完了したら、数日のうちにmenuのクルーサポートチームから本人確認のための電話が掛かってきます。
配達員登録完了のメールを受け取る
本人確認の電話も無事に受け付けたら、更に数日のうちに配達員登録が完了した旨のメールが届きます。メールには配達員のパスワードと下記の資料が添付されています。
- menuクルー報酬の仕組み
- 配達員アプリ操作方法
- menuデリバリー対応エリア
配達員専用のアプリをインストールしログインする
配達員完了登録メールの中には、配達員専用アプリをインストールするためのURLも記載されています。インストールしたら、登録したメールアドレスと配達員完了メールに記載されていたパスワードを入力してログインしましょう。
ログイン後に「オンラインにする」というタブをタップすれば配達を行える状態となります。
まとめ

日本発のデリバリーサービスとして登場したmenu(メニュー)のサービス内容や配達員の報酬制度、配達員になるための手続きに関してご説明してきましたが、いかがでしたか?
menuの配達員報酬として設定されているインセンティブの報酬設定は明確な数値が設定されており、配達員の初心者として働きだした人にとっても分かりやすい仕組みが整えられています。
配達員としての需要はこれから益々大きくなっていくと考えられますが、それはつまり、配達員として収益を獲得するチャンスがより大きくなるということでもあります。この記事が、読者の皆さまの「配達員として働きたい」というきっかけのひとつになれば嬉しいですし、実際に働き始めた際にはぜひ目標とする収益の獲得を目指して励んでもらえればと思います。









